スマホやモバイルルーターなどでは、毎月決められたデータ上限を超えると、通信速度制限にかかり、データ通信が低速化されます。「通信速度制限とは何なのか」「通信速度制限にかからないためにはどうすれば良いのか」など、疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか。
本記事では、通信速度制限がどのようなものなのか、通信速度制限にかからないためのポイント、通信速度制限にかかってしまった時の対応方法などを解説します。
通信速度制限とは?
通信速度制限は、毎月決められたデータ上限を超えた時に通信速度が制限されるものです。
スマホやモバイルルーターなどの契約では、プランによっては毎月利用できるデータ上限が設定されていて、その上限を超えると通信速度が制限されて低速化します。
制限にかかると通信速度はどれくらいになる?
通信速度制限の時に、どれくらいの速度まで通信速度が低速化するのかはサービスやプランによって異なります。
最大128kbps、最大300kbpsなど、通信速度が厳しく制限される場合、Webページの閲覧やSNSの利用などの比較的データ通信量の小さな使い方でも通信がモタつく可能性があります。
一方で、最大1Mbpsなどの制限の緩い通信速度制限もあります。最大1Mbps程度の場合には基本、Webページの閲覧、SNSの利用などは普通におこなえますが、動画視聴は場合によっては厳しいことがあるかもしれません。
ご自身の契約で通信速度制限がどれくらいまで制限されるのかは、事前に確認しておきましょう。
ネットワークの公平性・品質を保持するための通信速度制限もある
毎月決められたデータ上限を超えた時の通信速度制限とは別に、ネットワークの公平性や品質を保持することを目的に、通信速度制限をおこなうサービスもあります。短期間に大量のデータ通信をおこなった時に、通信速度が制限されます。
例えば、UQ WiMAXのWiMAX +5Gでは、月間のデータ上限がないプランが提供されていますが、上限なしのプランでも、一定期間内に大量のデータ通信があった場合には、混雑する時間帯の通信速度が制限される場合があります。
もちろん、データ上限のあるプランでも同様に、ネットワークの公平性や品質を保持するための通信速度制限が実施される場合もあります。
特に月間のデータ上限のないプランや、大容量のプランを契約していて、大容量のデータ通信を利用する可能性のある方は、契約中のプランにおいてこうした通信速度制限はあるのか、よく確認しておきましょう。
通信速度制限にかかっているか確認する方法【ドコモ・au・ソフトバンク】
通信速度制限にかかっているかについては、契約先の会員ページのデータ利用量のページから確認できます。データ残量がゼロになっていないか、チェックしてみましょう。
ドコモ、au、ソフトバンクでデータ利用量を確認する方法は次の通りです。
▼ドコモの場合
- My docomoにアクセスし、ログイン
- ネットワーク暗証番号を入力
- 当月の利用可能データ量合計が表示される
▼auの場合
- My auにアクセスし、ログイン
- 「データ利用量」をタップ
- 確認したい項目の「詳細」をタップ (直近3日間のデータ利用量合計または月間のデータ利用量合計)
▼ソフトバンクの場合
- My SoftBankへアクセスし、ログイン
- 「メニュー」をタップ
- カテゴリの「使用量の管理」をタップ
- 利用状況の「詳細をみる」をタップ
- データ量の詳細が表示される
通信速度制限にかからないためのポイント
通信速度制限にかかることが多い方に向けて、通信速度制限を回避するために有効なデータ通信量の節約方法を紹介していきます。通信速度制限にかからないためのポイントとしては、以下の4つが挙げられます
- データ通信量の大きな通信を控える
- Wi-Fiを活用する
- バックグラウンドで通信する機能はオフにする
- ノーカウントオプションの利用
データ通信量の大きな通信を控える
利用できるデータ通信量の残りが少なくなってきた時には、データ通信量の大きな通信を控えるようにしましょう。高画質な動画の視聴、ゲームアプリや動画コンテンツのダウンロードなどはデータ容量を多く消費します。
使用用途ごとのデータ通信量の大小に気を付けながら、データ通信を利用していきましょう。
Wi-Fiを活用する
スマホで契約中のプランでのデータ通信量を節約するなら、Wi-Fiの活用も有効です。
自宅にWi-Fi環境があるなら、自宅では常時スマホがWi-Fiに自動接続する設定にしておき、携帯電話回線のデータ通信はできるだけ使用しないようにしましょう。
また、外出先では、フリーWi-Fiを利用する方法もあります。店舗が無料で提供しているものや、携帯キャリアの提供するWi-Fiスポットなど、フリーWi-Fiはさまざまなところで提供されているので、ネットワークの危険性は考慮した上で利用を検討してみると良いでしょう。
バックグラウンドで通信する機能はオフにする
スマホで通信速度制限にかからないために、データ通信量を節約するなら、バックグラウンドでの通信をオフにするのも一定の効果があります。
バックグラウンドでの更新がオンになっていると、アプリを使っていない時でも、データの同期やアップデートなどのために、自動的にデータ通信がおこなわれます。
iPhone、Androidでバックグラウンドでの更新をオフにする方法は、次の通りです。
▼iPhoneのバックグラウンドでの更新をオフにする方法
- 「設定」>「一般」>「App のバックグラウンド更新」の順にタップ
- 「App のバックグラウンド更新」をオフにする
▼Androidのバックグラウンドでの更新をオフにする方法
- 「設定」>「ネットワークとインターネット」>「データ使用量」>「データセーバー」の順にタップ
- 「データセーバー」をオンにする
ノーカウントオプションの利用
スマホの契約先によっては、特定のサービスでデータ通信量がノーカウントになる有料オプションが提供されているところがあります。動画やSNSなどで特定のサービスの利用が多い方は、こうしたオプションのある契約先を選ぶのも方法のひとつです。
通信速度制限にかかってしまった時の対応方法
通信速度制限にかかってしまった時の対応としては、主に次の2つです。
- 制限が解除されるのを待つ
- 通信容量を追加する
通信速度制限が解除されるまで、低速のまま利用し続けるのがまず方法の1つです。通信速度制限は、多くの場合は、毎月1日に解除されます。
制限解除まで待てない場合は、データ通信量を追加購入する方法もあります。データ通信量を追加購入して、データ残量が追加されれば、再び制限前の通常の速度で通信できるようになります。
なお、料金プランで付与されるデータ通信量に比べると、追加購入は割高になることもあります。データの追加購入は、どうしても必要な時に利用していくのが良いでしょう。
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初期費用 | 契約事務手数料(WiFiストア経由申込みで無料):0円 初期費用:20,743円(初期費用無料キャンペーンで無料※1) 機種代金:31,680円 | |
使用回線サービス | au、WiMAX | |
最大下り通信速度 | 4.2Gbps※2 | |
平均実測下り速度 | 102.05Mbps※3 (Speed Wi-Fi HOME 5G L12) | |
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※2 記載されている最大下り通信速度は技術規格上の最大値であり、実使用速度ではありません。また、5Gの提供エリアは一部となります。提供エリアについては公式HPをご確認ください。
※3 平均実測下り速度は、「みんなのネット回線速度」から参照しています。(2023年8月調査)
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通信速度制限を理解して上手にデータ通信を利用しよう
通信速度制限は、毎月決められたデータ上限を超えた時に通信速度が制限されるものです。プランやサービスによっては制限時の通信速度は異なります。
通信速度制限にかからないためのポイントとしては、データ通信量の大きな通信を控える、Wi-Fiを活用する、バックグラウンドで通信する機能はオフにする、ノーカウントオプションを利用するなどが挙げられます。
通信速度制限にかかってしまった時には、WiFiなどの契約キャリア以外が提供するネットワークサービスで接続する、もしくは制限解除を待つか、データ量の追加購入で対応しましょう。
ぜひ、通信速度制限を理解して上手にデータ通信を利用していきましょう。