2025年11月6日に発売された次世代モバイルルーター『HYBRID Wi-Fi® 5G NC03』。
本記事ではこの『HYBRID Wi-Fi® 5G NC03』の基本情報、他端末との比較、おすすめする人などを解説していきます。
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『HYBRID Wi-Fi® 5G NC03』の基本情報

『HYBRID Wi-Fi® 5G NC03』は、モバイルルーター(ポケット型Wi-Fi)です。
ここでは『HYBRID Wi-Fi® 5G NC03』の基本情報を紹介します。
まず、主な特徴は以下の5つです。
- Wi-Fi7に対応した超高速5G通信
- 通信速度は最大3.5Gbps
- 海外でも利用可能
- GPS搭載(※)
- 家でも外でも使える
(※)本機能は今後実装予定です(2025年11月6日時点)
Wi-Fi7に対応した超高速5G通信
『HYBRID Wi-Fi® 5G NC03』の一番の特徴は、国内初のWi-Fi7に対応した超高速通信5Gモバイルルーターということです。
Wi-Fi7とは、Wi-Fi6の次世代にあたる無線通信規格です。
最大通信速度が大幅に向上し通信の安定性や低遅延が改善されています。IEEE 802.11beとも呼ばれ、2.4GHz、5GHz、6GHzの3帯域全てを使用でき、最大46Gbpsの理論値を持つなど、高画質動画のストリーミングやVR体験、多数のデバイス接続がより快適になります。
つまり、Wi-Fi6に比べてWi-Fi 7のほうが「同時接続」「遅延」「混雑耐性」で体感的に速いという事になります。
通信速度は最大3.5Gbps
『HYBRID Wi-Fi® 5G NC03』の最大通信速度は3.5Gbpsです。
理論上の速度ですので、必ずこの速度が出るわけではありませんが、動画やSNSをする上では全く問題なく通信を楽しむことができるレベルです。
なお、Wi-Fi7規格の理論値は最大46Gbpsですが、これは様々な条件を満たした場合です。モバイルルーターである『HYBRID Wi-Fi® 5G NC03』の通信速度は最大3.5Gbpsになります。高速のインターネット通信が可能となってます。
Wi-Fi 6でも通信速度の最大は3.5 Gbpsのモバイルルーターもありますが、実際のデータ転送効率はWi-Fi 7のほうが高いため、理論上の数字は同じでも「同時接続」「遅延」「混雑耐性」でWi-Fi 7のほうが体感的に速いです。
海外でも利用可能
また、SIMカード、eSIM、クラウドSIMのあらゆるSIMスタイルに対応しているので、海外162カ国でも利用可能ですし、災害などで契約しているSIMカードに万が一の事があった場合でもクラウドSIMに切り替えることができるので、都度都度適切な通信を行えます。
昨今は、災害や障害時の通信対策が高まっています。例えば災害時に挿してる(契約してる)SIMカードに万が一のことがあった場合でも、クラウドの方に切り替えを行うことで適切な、今使える通信に切り替えることができます。日本国内のキャリアをカバーしているため、このような万が一の場合にも通信が途絶える事がなく安心して利用する事ができます。
なお、海外での利用はクラウドSIM利用時に限ります。クラウドSIMをご利用の場合は、契約条件や対応状況を端末購入元の代理店までご確認ください。
GPS搭載(※)
『HYBRID Wi-Fi® 5G NC03』は、モバイルルーターとしては国内初のGPSをはじめとした複数の衛星測位システム(GNSS)に対応した端末です。
日本の準天頂衛星システム「みちびき(QZSS)」にも対応しており、国内で位置情報の取得が可能です。
万が一『HYBRID Wi-Fi® 5G NC03』を紛失しても、購入した代理店に問い合わせれば経度緯度の位置情報を共有してくれます。
ただし、電源が最後に入っていた経度緯度になりますので、その後にモバイルルーターが移動させられた場合は探すのは難しいかもしれません。
また、このGPSでの位置情報取得は個人では行うことはできません。つまりマイページなどで取得できるものではなく、購入した代理店でしか取得する事はできません。
なお、ご利用環境(建物内や地下、ビルの谷間など)によっては、衛星信号を受信できず、位置情報を取得できない場合があります。
(※)本機能は今後実装予定です(2025年11月6日時点)
家でも外でも使える
クレードルに挿せば家でも使えるモバイルルーターとして使えます。
クレードルは、モバイルルーターやスマートフォンを置くだけで充電できるスタンドのことです。
有線LANポートを備えており、Wi-Fiだけでなく有線接続も可能にする拡張機器のことです。充電台としてだけでなく、通信を安定させたり、有線接続も行えるため、自宅でのWi-Fi環境を強化するのにも役立ちます。
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『HYBRID Wi-Fi® 5G NC03』と『DOCK』の比較

UQ WiMAXと同じ回線を利用できる端末である『HYBRID Wi-Fi® 5G NC03』と『DOCK』と比較してみました。
| HYBRID Wi-Fi® 5G NC03 | DOCK | |
|---|---|---|
| 通信規格 | Wi-Fi7 | Wi-Fi6 |
| メーカー | markT | CPSpeed |
| 端末名 | HYBRID Wi-Fi 5G NC03 | Speed Wi-Fi DOCK 5G 01 |
| 寸法(幅×高さ×厚さ) | 約W140mm×H74mm×D17.8㎜ | 約W140mm×H72mm×D15.4mm |
| 重量 | 225g | 約198g |
| バッテリー容量 | 5,000mAh | 5,400mAh |
| 連続通信時間 | ノーマルモード:11時間 エコモード:13時間 | 9時間 |
| ディスプレイサイズ | 2.8インチ | 2.4インチ |
| ディスプレイタイプ | TFT Touch LCD | TFT-LCD |
| SIM | NANO SIM(4FF) x 1ea (DSDSサポート) | au Nano IC Card 05 U |
| 対応OS | Linux | Windows® 11/10 macOS 15~13 |
| 通信方式(国内) | 5G(Sub6)/4G LTE/WiMAX 2+ | 5G(Sub6)/4G LTE/WiMAX 2+ |
| 最大通信速度 受信最大/送信最大(Mbps) ※ | 3.5Gbps/286Mbps | 3.5Gbps/286Mbps |
| Wi-Fi規格 | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax/be(Wi-Fi 7対応) | 2.4GHz:IEEE802.11b/g/n/ax 5GHz:IEEE802.11a/n/ac/ax |
| インターフェイス | USBType-C3.0 | USB3.1 |
| 最大接続数 | Wi-Fi:64台 USB:1台 | Wi-Fi:48台 有線LANもしくはUSB:1台 |
| 同梱物 | SIM取り出し用PIN つなぎかたガイド ご利用にあたっての注意事項(保証書) Type-Cケーブル | ドック(クレードル) SIM取り出し用PIN(試供品) つなぎかたガイド ご利用にあたっての注意事項(保証書) |
※ 最大通信速度は、エリアや通信規格により異なります。
『HYBRID Wi-Fi® 5G NC03』と『DOCK』は共に5G/4G通信のため通信速度には違いはありませんが、『HYBRID Wi-Fi® 5G NC03』は、通信規格が最新のWi-Fi7であったり、クラウドSIMが搭載されていたり、GPSに対応していたりと従来のモバイルルーターにはない機能が充実しています。
その中でも一番大きな違いは通信規格が最新の「Wi-Fi7」という部分です。
Wi-Fi7の特徴
「Wi-Fi 7(ワイファイセブン)」は、次世代の無線LAN規格で、正式名称を IEEE 802.11be といいます。2024年頃から本格的に登場した最新規格で、Wi-Fi 6/6Eの後継にあたります。
特徴としては以下になります。
- 通信速度が“最大4.8倍”に高速化
- 「320MHz幅」で一度に使える帯域が倍増
- 「4K-QAM」で情報密度アップ
- 「MLO(Multi-Link Operation)」で安定化
- 遅延が極めて少ない
- Wi-Fi 6/6E機器とも互換あり
1. 通信速度が“最大4.8倍”に高速化
Wi-Fi 6の最大速度が約9.6Gbpsだったのに対し、Wi-Fi 7は 最大46Gbps という理論値を誇ります。
4K・8K動画のストリーミングや、大容量データ転送、クラウドゲームもサクサク動くレベルです。
しかし、あくまで理論値ですので、あらゆる条件が整った時の速度になります。
モバイルルーターはアンテナ数が少ないので、この理論値になることはありませんが、それでも『HYBRID Wi-Fi® 5G NC03』は最大通信速度が3.5Gbpsとかなりの速度になります。
2. 「320MHz幅」で一度に使える帯域が倍増
Wi-Fi 6までは帯域が160MHz幅が最大でしたが、Wi-Fi 7では 320MHz幅 に拡大されています。
帯域は道路でいえば車線の数です。この数が多いほど大量にデータを流すことができます。Wi-Fi7は「車線が倍」になったイメージなので、同時に大量のデータを流せます。
3. 「4K-QAM」で情報密度アップ
QAMとは、「Quadrature Amplitude Modulation(直交振幅変調)」の略で、デジタルデータを電波などの信号に変換する変調方式の一つです。つまり電波1回あたりに詰め込める情報量を増やす技術の事を言います。
Wi-Fi 6の「1024-QAM」に対して、Wi-Fi 7では 4096-QAM。これにより、理論上は約20%の速度向上が可能となっています。
4. 「MLO(Multi-Link Operation)」で安定化
MLOは「Multi-Link Operation」の略で、複数のWi-Fi周波数帯(2.4GHz、5GHz、6GHz)を同時に利用できるWi-Fi 7の機能です。これにより、従来の1つの周波数帯にしか接続できなかったのに対し、複数の周波数帯を組み合わせて通信速度と安定性を大幅に向上させることができます。
実はこれがWi-Fi 7の最大の進化ポイントでもあります。
これまで実現できなかった2.4GHz/5GHz/6GHz帯を同時に使って通信できるため、混雑している帯域を自動で避け、ラグや遅延を大幅に減らすことが可能となりました。
5. 遅延が極めて少ない
MLOや新しい制御方式により、通信遅延が1ミリ秒未満になることも。オンラインゲームやVR/ARなど、リアルタイム性が重要な用途に最適です。
6. Wi-Fi 6/6E機器とも互換あり
Wi-Fi 7ルーターは古い機器(Wi-Fi 6/5など)とも接続可能です。
ただし、最大性能を引き出すには、端末側(スマホやPC)もWi-Fi 7対応である必要があります。
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『HYBRID Wi-Fi® 5G NC03』のクレードルの特徴

※本クレードルは別売りとなります
クレードルとは、ポケット型WiFiを置くだけで充電できるスタンド型の機器のことです。
『HYBRID Wi-Fi® 5G NC03』のクレードルの特徴としては以下になります。
- ホームルーターのような形
- 色はシンプルにホワイトのみ
1. ホームルーターのような形
『HYBRID Wi-Fi® 5G NC03』のクレードルは、ホームルーターのような形をしているのが特徴です。
従来クレードルは横型のものが多かったのですが、今回のクレードルは縦型になっており下記の写真のように縦にセットすることができます。

カチっとなるまで設置すると、下記の写真のようにあたまもホームルーターのような見た目になります。

昨今のホームルーター需要にこたえられるよう、かなりこだわったデザインになっているのがこのクレードルの一番の特徴です。
2. 色はシンプルにホワイトのみ
『HYBRID Wi-Fi® 5G NC03』のクレードルの色はシンプルなホワイトとなっています。
どのような部屋に置いても、どこの場所に置いても馴染みむような色合いデザインです。
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『HYBRID Wi-Fi® 5G NC03』をおすすめする人

『HYBRID Wi-Fi® 5G NC03』は以下のような人におすすめです。
- 工事不要ですぐにネットを使いたい人
- 最新の通信規格で快適にネットを使いたい人
- 家でも外でもネットを利用したい人
1. 工事不要ですぐにWi-Fiを使いたい人
『HYBRID Wi-Fi® 5G NC03』はモバイルルーター(ポケット型Wi-Fi)なので、工事不要ですぐにWi-Fiを利用することができます。
この端末が1台あれば面倒な固定回線も契約しなくていいですし、家でも外でも利用できるところは大きなポイントです。
引越しや転勤が多く、固定回線の工事を避けたい人や、外出先・移動中・カフェなどでネットを使う機会が多い人、賃貸物件で大家さんの許可が得づらい人、壁への工事を避けたい人などにもぜひ使って頂きたい端末です。
2.最新の通信規格で快適にネットを使いたい人
『HYBRID Wi-Fi® 5G NC03』は最新の通信規格Wi-Fi7を利用しています。Wi-Fi7は次世代の無線LAN規格のため、高速通信が可能です。
理論上、Wi-Fi 6の最大通信速度は約9.6 Gbpsですが、Wi-Fi 7の最大通信速度はで約46 Gbpsです。
オンラインゲーム・クラウドゲーム・VR/ARを頻繁に使う人、スマホ・PC・タブレット等、複数端末を同時接続して使う人、高画質動画のストリーミング(8Kや複数チャンネル)をしたい人におすすめです。
これから数年間は使いたいという人も、Wi-Fi 7対応ルーターを選ぶことで将来的なアップグレードでさらに快適な通信ライフを送ることが可能です。
3.家でも外でもネットを利用したい人
家でも外でもネットを使いたい人にもおすすめです。外出先でもネットを利用できますし、帰宅後はそのまま自宅のWi-Fiとして利用可能です。
光回線のような工事も不要で、設定するだけすぐ使えますし、引っ越しが多い人やテレワーク中心の人もこれ1台で快適なネットライフを送ることができます。
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Q&A
以下、『HYBRID Wi-Fi® 5G NC03』を『NC03』と略して記載しております。
クマウドくんなぜ今のタイミングでこのNC03を企画したんですか?
NC03開発者世の中の需要にマッチしたような製品を作るというところが大きなコンセプトです。
物価の高騰で節約意識が芽生えてる昨今、この製品一台で、家庭と出先と両方で使える、柔軟なWiFiルーターを作ろうというなコンセプトで企画しました。
クマウドくん無線規格が最新のWi-Fi7なんですね?
NC03開発者今のルーターの多くはWi-Fi6が主流なのですが、そのままWi-Fi6で出すよりも、Wi-Fi7っていうその最新の規格で「高速に安定した通信」を実現した製品に仕上げました。
クマウドくん3種類のSIMに対応しているのですか?
NC03開発者SIMカード、クラウドSIM、eSIMに対応しています。
災害だったり障害だったりで挿してるSIMカードに万が一のことがあった場合でも、クラウドSIMの方に切り替えができるので通信を継続することができます。
その時そのタイミングで、対応した適切な、今使える通信に切り替えることができます。日本国内のキャリアをカバーしているため常に安定した通信が可能です。
クマウドくんグレードルがホームルーターのような形ですね?
NC03開発者直近ホームルーターの需要が高いので、家ではホームルーターのようなデザインが良いのではと思い企画しました。
色はシンプルにホワイトのみで、家のどこに置いても馴染めるような色合いデザインにしています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
本記事では2025年11月6日に発売された新世代型モバイルルーター(ポケット型Wi-Fi)の『HYBRID Wi-Fi® 5G NC03』について解説してきました。
Wi-Fi7に対応した超高速5G通信が可能で、通信速度は最大3.5Gbpsもあるため快適なネット生活を送ることができますし、SIMカード・クラウドSIM・eSIMの3SIMに対応しているため、海外でも利用可能です。
また、モバイルルーターとしては初のGPSが搭載されているため、紛失しても見つけ出せる可能性があります。(※)
これ1台で家でも外でも快適にネットが使える端末ですので、ぜひ下記公式サイトで詳細を確認してみてください。
(※)ご利用の販売店・契約内容によって、位置情報サービスの提供内容や利用方法が異なります。詳細は端末を購入した代理店にご確認ください。
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