スマホで動画を見たり、ファイルをダウンロードしたりするときに遅いと感じるのは、通信速度が遅い可能性があります。通信速度が遅いと、インターネットを快適に楽しむことは難しいです。
このページでは、スマホの通信速度が遅い原因と対処法について解説します。
スマホの通信速度について知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
スマホの通信速度が遅い原因と対処法

スマホの通信速度が遅い場合は、次のことが原因だと考えられます。
- 回線速度が遅い
- スマホOSのバージョンが古い
- 速度制限が発生している
上記の原因と対処法を順番に解説します。
回線速度が遅い
スマホはauやドコモなどの携帯電話会社の回線を利用してインターネットに接続します。
そのため、スマホの通信速度は携帯電話会社の回線によって異なります。
また、携帯電話会社の回線は利用者が多いと混雑する傾向があるので、利用者が多い時間帯になるとスマホの通信速度が遅くなることがあります。
対処法としては、利用者が少なくなって携帯電話会社の回線速度が速くなるまで待つことです。
待つのが難しい場合は、WiFiに接続して別のインターネット回線を利用する方法もあります。
スマホOSのバージョンが古い
OS(Operating System)とはスマートフォンを動作させるシステムのことを指します。
iPhoneにはiOS、iPhone以外のスマートフォンにはAndroidが入っています。
OSにはバージョンがあり、古いバージョンだと通信速度が遅くなる原因となります。
そのため、最新のバージョンにアップデートすれば、通信速度が遅いのが改善されます。
ただし、スマートフォンの種類によっては最新のバージョンにアップデートできない場合があります。
最新のバージョンにアップデートできないと、通信速度以外に、最新のアプリが動かせない、セキュリティが古いなどのデメリットがあるので、買い替えを検討しましょう。
速度制限が発生している
契約している料金プランによっては、通信データ容量が決まっている場合があります。
決められた通信データ容量を消費してしまうと、速度制限が発生し、インターネットの通信速度が制限されます。
速度制限中の通信速度はインターネット回線サービスによって異なりますが、基本的に通信速度を下げられると、インターネットを快適に楽しむことは難しくなるので注意しましょう。
なお、速度制限を解除する方法は次の2種類です。
- 速度制限が解除されるまで待つ
- 通信データ容量を追加で購入する
速度制限は期間が決まっており、一定期間が過ぎると自動的に解除されます。
そのため、速度制限への対処法としては、解除されるまで待つのが一般的です。
待つことができない場合は、通信データ容量を追加で購入しましょう。
インターネット回線サービスによって異なりますが、通信データ容量を追加で購入して、解除できる場合があります。
速度制限が気になる方は、速度制限のないインターネット回線サービスに乗り換えることも検討してみましょう。


スマホの通信速度は何で決まる?

スマホの通信速度は、データのダウンロードやアップロードをどれだけ早く行えるかという指標です。
最小単位はbpsで、Kbps、Mbps、Gbpsの順で単位は大きくなっていきます。
単位が同じだと数値が大きいほど通信速度が速くなり、通信速度が速いほど、インターネットや動画視聴、オンラインゲームなどが快適になります。
次の表は、インターネットを利用する際に快適な通信速度の目安になります。
回線速度の目安 | |
---|---|
LINEの音声通話※1 | 20kbps~26kbps/1分間 |
LINEのビデオ通話※1 | 120kbs~426kbs/1分間 |
LINEのビデオ通話(複数人・グループ)※1 | 120kbs~426kbs/1分間 |
LINEの画像共有※1 | 960kbps |
YouTubeのストリーミング再生※2 | SD 360p:0.7Mbps SD 480p:1.1Mbps HD 720p:2.5Mbps HD 1080p:5Mbps 4K:20Mbps |
オンラインゲームをする※3 | 50Mbps |
※1 参照元:https://help.worksmobile.com/jp/message/voice-video-call/call-bandwidth-and-data-rate/
※2 参照元:https://support.google.com/youtube/answer/78358?hl=ja
※3 参照元:https://support.google.com/googlenest/answer/6246634?hl=ja#zippy=%2C%E3%83%80%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%89%E9%80%9F%E5%BA%A6%E3%81%AE%E7%9B%AE%E5%AE%89
スマホの通信速度は、主に契約している携帯電話会社の通信回線によって決まります。
そのため、インターネットを快適に利用するなら、契約する携帯電話会社が重要になります。


スマホの通信速度の測り方

スマホの通信速度を測定するなら、スピードテストサイトを利用してみましょう。
無料で利用できるスピードテストサイトをまとめました。
Fast.com
「FAST.com」は動画配信サービス「Netflix」が提供しており、誰でも利用できるスピードテストサイトです。
サイトにアクセスすると自動的に通信速度が測定されるので、スマホの知識が少ない方でも安心して利用できます。
FAST.comの利用手順は以下のとおりです。
- https://fast.com/ja/をクリック
- 測定が始まるので終わるまで待つ
「詳細を表示」をクリックすると、ダウンロード速度やアップロード速度、レイテンシ(待ち時間)などが確認できます。
Speedtest by Ookla
「Speedtest by Ookla」はダウンロード速度やアップロード速度だけでなく、Ping値や契約しているインターネット回線の情報などがまとめて表示されるスピードテストサイトです。
Speedtest by Ooklaの利用手順は以下のとおりです。
- https://www.speedtest.net/jaをクリック
- 「GO」をクリック
- 測定が終わるまで待つ
スマホ向けのスピードテストアプリも配信しており、通信速度だけでなく、モバイルキャリアの対応エリアマップや、過去の測定結果が記録できます。
スマホの通信速度を詳しく知りたい方は、Speedtest by Ooklaのアプリ版もチェックしてみましょう。
USEN GATE 02
「USEN GATE 02」は速度測定以外に、速度診断もおこなえるスピードテストサイトです。
測定が終了すると、インターネットの用途別回線スピードの判定結果が表示されます。
USEN GATE 02の利用手順は以下のとおりです。
- https://speedtest.gate02.ne.jp/をクリック
- 「測定開始」をクリック
- 測定が終わるまで待つ
通信速度の数値だけでなく、インターネットサイトの閲覧やオンラインゲームのプレイなどが快適におこなえるかどうか分かりやすく表示されるので、参考にしてみましょう。
みんなの速度測定サイト
「みんなのネット回線速度」は測定したユーザーの結果を公開しているスピードテストサイトです。
インターネット回線サービスや測定したエリアごとの結果が公開されているので、自分の通信速度がほかのユーザーと比べて遅いかどうか判断しやすいです。
みんなのネット回線速度の利用手順は以下のとおりです。
- https://minsoku.net/をクリック
- 右上にある測定をクリックし、「通信速度を測定する」を選択
- 回線タイプを入力
- 契約回線名を入力
- 都道府県を入力
- 市区町村を入力
- 住宅の種類を入力
- ニックネームを入力(未入力でもOK)
- 「通信速度レポート利用規約」に同意する
- 「通信速度測定をして、入力内容を投稿する」を選択
- 測定が終わるまで待つ
速度測定の手順は複雑ですが、大量のユーザーが測定結果を公開しているため、インターネット回線サービスを選ぶ際の参考になります。



スマホの通信速度が改善されない場合はWiFiルーターを検討してみる

スマホの通信速度が改善されない場合は、モバイル回線のWiFiルーターの使用を検討してみましょう。
モバイル回線は無線通信の一種で、プロバイダ(接続事業者)によっては回線とWiFiルーターがセットになって販売しているケースがあります。
契約している携帯会社とは別回線を利用してインターネットに接続するので、スマホの通信速度が改善されることがあります。
なかでもおすすめなのは、「Broad WiMAX」です。

Broad WiMAXは5G対応WiMAXルーターを扱っているプロバイダで、契約するとWiMAX回線のほかに、au 4G LTE やau 5Gなどの通信回線を利用できます。
プラン名 | スタンダードプラン | スタンダードプラン (学割・引っ越しキャンペーン) | 期間なしプラン |
---|---|---|---|
端末タイプ | ホームルーター ポケット型WiFi | ||
利用端末 | Speed Wi-Fi 5G X12 Speed Wi-Fi HOME 5G L13 | ||
回線サービス | au WiMAX | ||
月額料金 | 初月:990円 1~36か月目:3,773円/月 37ヶ月目~:4,950円/月 (「スタンダード初月割」「スタンダード割」適用の場合) | 初月:無料 1~6か月目:3,223円/月 7~36か月目:3,773円/月 37ヶ月目~:4,950円/月 (「学割・引っ越しキャンペーン」適用の場合) | 初月:990円 1~36か月目:4,378円/月 37ヶ月目~:4,950円/月 (「期間なし初月割」「期間なし割」適用の場合) |
実質月額料金 | 4,956円/月(25か月利用の場合) | 4,784円/月(25か月利用の場合) | 5,176円/月(37か月利用の場合) |
初期費用 | 契約事務手数料:3,300円(WiFiストア経由申込みで無料) 初期費用:20,743円(Web購入&クレカ払い&オプション加入で0円) | ||
端末代金 | 35,640円(一括払いの場合はキャンペーンで31,680円) | ||
契約期間 | 2年 | 2年 | なし |
解約違約金 | 0~24か月目:4,950円 25か月目(更新月):0円 26か月目以降:4,950円(2年ごとに自動更新となり、更新月での契約解除手数料は0円) | なし | |
月間データ容量 | 無制限※1 | ||
下り最大通信速度※2 | Speed Wi-Fi 5G X12:3.9Gbps Speed Wi-Fi HOME 5G L13:4.2Gbps | ||
キャンペーン | ・スタンダード初月割 ・スタンダード割 ・初期費用0円のWEB割キャンペーン ・WiFiストア経由の申し込みで事務手数料が無料 ・違約金当社負担お乗換えキャンペーン ・2台目キャンペーン ・UQ mobile「自宅セット割 インターネットコース」 ・auスマートバリュー | ・スタンダード初月割 ・スタンダード割 ・初期費用0円のWEB割キャンペーン ・WiFiストア経由の申し込みで事務手数料が無料 ・違約金当社負担お乗換えキャンペーン ・2台目キャンペーン ・学割・引っ越しキャンペーン ・UQ mobile「自宅セット割 インターネットコース」 ・auスマートバリュー | ・期間なし初月割 ・期間なし割 ・初期費用0円のWEB割キャンペーン ・WiFiストア経由の申し込みで事務手数料が無料 ・違約金当社負担お乗換えキャンペーン ・2台目キャンペーン ・UQ mobile「自宅セット割 インターネットコース」 ・auスマートバリュー |
※1 一定期間内に大量のデータ通信のご利用があった場合、混雑する時間帯の通信速度を制限する場合があります。
※2ベストエフォート型サービスです。実際の通信速度は、お客さまのご利用環境、回線の状況などにより変化します。
Broad WiMAXではルーターが2種類あり、次のような特徴があります。
特徴 | |
---|---|
モバイル型WiFiルーター | 手のひらサイズで、外出先でインターネットが利用できる |
ホームルーター | コンセントに挿すだけで、光回線並みの通信速度が利用できる |
モバイル型WiFiルーターは手のひら並みの大きさで、持ち運びがしやすいです。
エリア内ならどこでも利用可能なので、旅行先や出張先でインターネットを利用したい方におすすめのルーターになります。
ホームルーターはコンセントに挿すだけで、光回線並みの通信速度が利用できるルーターです。
光回線のように工事をする必要がないので、リモートワークやオンライン会議などで、すぐにでもインターネット環境を活用したい方に便利なルーターです。
Broad WiMAXは初期費用や月額費用が安く、キャンペーンが豊富なプロバイダです。
また、下記サイトで申し込むと、事務手数料3,300円(税込)も無料になります。
スマホの通信速度を改善したい方は、下記サイトで回線サービスの内容を確認してみましょう。
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スマホの通信速度に関するよくある質問

スマホの通信速度に関するよくある質問に回答します。
携帯会社によって通信速度に差はあるの?
通信速度は携帯電話会社が設置した回線の品質や利用者の人数によって変動します。
基本的に、auやドコモ、ソフトバンクなどの大手キャリアは高品質な通信回線ですが、時間帯やエリアによって通信速度に差が生じます。
また、格安SIM(MVNO)は自前で通信回線を持っておらず、大手キャリアから回線を借りています。
格安SIMごとに借りている回線の量が異なるので、通信速度に差が生じやすいです。
携帯会社を選ぶ際は、キャリアや格安SIMの違いや、スピードテストサイトで公表されている測定結果も参考にしてみましょう。
5Gって何?
5Gとは第5世代(5th Generation)の移動通信回線技術のことです。
主にスマートフォンやタブレットなどに用いられている通信規格で、4Gよりも「高速・大容量」「低遅延」「多接続」な通信回線を目指しています。
大手キャリアは2021年頃から本格的にエリアを広げており、5G回線を利用できる場所は増えています。
Broad WiMAXでも、WiMAX+5Gに対応しているルーターを販売しているので、5G回線は身近な存在となりつつあります。
ただし、5G回線は次の条件を満たした場合のみ利用できます。
- 5G通信が利用できるエリア
- 5G通信に対応したスマホ
5G通信に興味がある方は、自分の住んでいる場所や使いたいエリアが対応しているか確認し、5G通信に対応したスマホを用意しましょう。

理論値と実測値の違いは?
理論値とは、通信機器や環境などの条件が最良のときに実現する通信速度のことです。
携帯電話会社に記載されている最大速度は理論値のことで、ユーザーが実際に使用しても理論値どおりの通信速度が出ることは難しいです。
一方で、実際に使用しているときの通信速度のことを実測値と呼びます。
スピードテストサイトで測定した通信速度のことで、時間帯やスマホの機種、エリアによって変動することがあります。
携帯電話会社やインターネット回線サービスを選ぶ際は理論値だけでなく、スピードテストサイトで公開されている別ユーザーの実測値も参考にしてみましょう。
スマホの動作が遅いのはなぜ?
通信速度が遅いのとは別に、スマホの動作が遅いため、インターネットサイトの閲覧やアプリの操作に時間がかかる場合があります。
スマホの動作が遅いのは、次のような原因によりスマホ処理速度が低下していると考えられます。
- 使っていないアプリが多い
- 開いているアプリが多い
- スマホの問題
スマホは空き容量が全体の10%未満になると、処理速度が低下します。
使っていないアプリが多い場合は、削除して空き容量を増やすようにしましょう。
また、起動しているアプリが多い場合も処理速度が低下する傾向があります。
開いているアプリやバックグラウンドで動いているアプリを終了すると改善されることがあります。
上記の原因とは別の問題がスマホで起きている可能性もあります。
処理速度が低下している原因が分からない場合は、スマートフォンを再起動したり、OSのアップデートをしたりしましょう。


まとめ

スマートフォンの通信速度が遅い場合、主な原因として考えられるのは携帯電話会社の回線速度が低下していることやスマホのOSが古くなっているなどです。
本記事で対処法を記載しているので、試してみましょう。
もし、上記の対処法で通信速度が改善されない場合は、モバイル回線のWiFiルーターを活用してみることも検討してみましょう。
おすすめは5G通信に対応しているBroad WiMAXで、コストパフォーマンスと通信速度の両方が優れています。
Broad WiMAX以外にも、携帯電話会社やモバイル回線のプロバイダなどはありますので、自分に合った回線サービスを探してみましょう。

