通信速度の「bps」って?快適にネットができる数値の目安や速さを上げる方法を解説

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通信速度を調べていて、「bps」という単語を見たことがある方もいるのではないでしょうか。

「bps」は通信速度を表す単位で、数値によってはインターネットを快適に利用できない可能性があります。そのため、通信速度が遅くて改善したい場合は、まずはbpsのことをしっかりと知っておくべきです。

本記事ではbpsの基本知識やインターネットが快適に使える通信速度、通信速度を改善するための方法などを解説します。ぜひ、参考にしてください。

※本記事は2022年10月5日に更新されたものです。
 現在の状況とは異なる可能性があることを予めご了承ください。

 

通信速度の単位「bps」とは?

bps(びーぴーえす)とは、通信速度を表す最小の単位でbit per secondの略称です。1秒間に通信できるビット数を表しており、数字が大きいほど通信速度は速くなります

ビット数はコンピューターが扱う最小単位のことで、ビットが集まることで文字や絵などのデータがスマホやパソコンで表示されます。

たとえば、1文字は8bitで構成されており、データ量に換算すると1byte(バイト)です。つまり、1文字(1byte)を1秒間で送信するには、最低でも8bpsの通信速度が必要です。
文字数が増えれば増えるほど必要になるbpsは大きくなり、単位も変わります。

MbpsやGbpsとの違いは?

MbpsやGbpsも1秒間に通信できるビット数を表していますが、bpsの何千倍も大きい単位になります。次の表は「Kbps」「Mbps」「Gbps」の違いをまとめたものです。

単位概要
Kbps1bpsの1000倍速い
Mbps1bpsの100万倍速い
Gbps1bpsの10億倍速い

一般的にKbpsはインターネット回線サービスで通信制限がかかった時に用いられる通信速度です。Mbpsはスマホや格安SIMの通信速度として、Gbpsは光回線の通信速度として目にする機会が多いかもしれません。

通信速度の単位はがbpsやKbpsよりも、MbpsやGbpsのほうが、短時間でデータをダウンロードでき、ストリーミング再生が止まりにくいです。そのため、通信速度は速ければ速いほど、インターネットは快適になると覚えておきましょう。

インターネットが快適に使える通信速度=bpsはどれくらい必要?

インターネットが快適に使える通信速度=bpsはどれくらい必要?

インターネットが快適に使える通信速度は、何をするかによって異なります。インターネットを快適に使用できる通信速度の目安を順番に解説します。

メールやLINEなどのテキストの送受信

LINEやメール、Twitterの投稿などに必要な回線速度の目安は128Kbps~1Mbps程度です。

1文字は8bitで構成されているため、文字数×8bpsが必要です。通信速度1Mbps=1,000,000bpsなので、計算上では1秒間に125,000文字を送受信できます。

つまり、通信速度が1Mbpsもあれば、スムーズにメッセージのやり取りが可能です

SNSで写真や動画などのファイルの送受信

SNSで写真を投稿するなら3Mbps、動画を投稿するなら10Mbps以上は必要です

ただし、写真の解像度が高かったり、動画の時間が長かったりするとファイルサイズが増えるので、さらに時間がかかります。

そのため、スマホから写真や動画をアップロード、ダウンロードする場合はWiFiに接続して行うと良いでしょう。

YouTubeやNetflixなどの動画視聴

YouTubeやNetflixなどの動画サイトではストリーミング再生が可能です。ストリーミング再生とは、インターネットに接続して、動画をダウンロードしながら再生する方法になります。

次の表は、YouTubeとNetflixで推奨される通信速度の目安です。

動画サービス画質通信速度の目安
YouTube*14K20Mbps
HD 1080P5Mbps
HD 720P2.5Mbps
SD 480P1.1Mbps
SD 360P0.7Mbps
Netflix*24K/UHD 4K (UHD)15Mbps
高画質 (HD)3Mbps~5Mbps
標準画質 (SD)1Mbps

*1 出典:システム要件 – YouTubeヘルプ
*2 出典:推奨されるインターネット接続速度|Netflix

 

通信速度が遅いと、再生が止まってしまう、画質が下がってしまうなどがあるので、表の目安以上の通信速度が維持できるようにしましょう。

LINEのインターネット回線を利用したオンライン通話

LINEではインターネット回線を利用した音声通話やビデオ通話があります。通信速度が速いほど、声が聞こえやすい、映像が滑らかになるなど、音声通話やビデオ通話の品質が良くなります。

次の表はLINEのオンライン通話に必要な通信速度の目安をまとめたものです。

オンライン通話の種類通話に必要な通信速度の目安1分間の通信量
音声通話(1:1/複数人/グループ)20Kbps~26Kbps144KB~288KB
ビデオ通話(1:1)120Kbps~426Kbps1.6MB~30.2MB
ビデオ通話(複数人/グループ)170Kbps~476Kbps39.8MB~114.2MB

出典:通話で必要となる帯域幅やデータ通信量の目安を知りたいです|LINE WORKSヘルプセンター

 

LINEのオンライン通話はネットワークの種類によって通話に必要な通信速度の目安や1分間で消費される通信量が異なります。ただし、人数が増えるほど通信速度の目安は速くなるので、大人数でビデオ通話をしたい方は、自身の通信速度に注意しましょう。

ZOOMのようなオンライン会議

次の表は、ZOOMのテレビ会議で推奨される通信速度の目安をまとめたものです。

人数画質推奨される通信速度
上り(アップロード)下り(アップロード)
1対1高品質0.6Mbps0.6Mbps
HD(720p)1.2Mbps1.2Mbps
HD(1080p)3.8Mbps3.8Mbps
複数人高品質1.0Mbps0.6Mbps
HD(720p)2.6Mbps1.8Mbps
HD(1080p)3.8Mbps3.0Mbps
ギャラリービュー2.0Mbps(25名)4.0Mbps(49名)

出典:Zoom会議に最低限必要なインターネット速度は?|TOKAIケーブルネットワーク

 

ZOOMのようなオンライン会議も、LINEのオンライン通話と同様に人数が多くなるほど推奨される通信速度の目安は速くなります。遅延や切断の心配がある方は、パソコンで有線接続をするか、スマホをWiFiに繋げて行いましょう

オンラインゲームを普通にプレイする

オンラインゲームに必要な通信速度の目安は30Mbps~100Mbpsです。オンラインゲームはジャンルや画質の設定などによってはデータを多く送受信する必要があるため、通信速度の目安が高くなる傾向があります。

特に、人気の高いFPS(ファーストパーソンシューター)や、入力速度が重視される格闘ゲームだと、多くのデータを送受信するので、通信速度が100Mbps程度は必要です

スピードテストで通信速度=bpsを測定してみよう

スピードテストサイトとは、ご自身の通信速度を測定できるサイトのことです。

無料で測定が開始され、ほかの方の通信速度と比較できるので、現在の通信速度を調べたり、インターネット回線サービスを乗り換えたりする際に役立ちます。

無料で利用でき、すぐに開始できるスピードテストサイトをまとめたので、参考にしてください。

FAST.com

FAST.com」は、動画配信サービスのNetflixが提供しているスピードテストサイトです。アクセスすると自動的に下りの通信速度を測定するので、表の通信速度の目安と照らし合わせて、快適に視聴できる画質に設定しましょう。

動画サービス画質通信速度の目安
Netflix4K/UHD 4K (UHD)15Mbps
高画質 (HD)3Mbps~5Mbps
標準画質 (SD)1Mbps

Googleスピードテスト

Googleの検索バーに「スピードテスト」と入力すると表示される「速度テストを実行」をクリックするだけで、下りや上りの通信速度を計測します。

また、bps以外に現在のインターネット速度の簡単な評価や、インターネットで快適にできることなどの情報を知ることができるので、乗り換えの参考になります。

みんなのネット回線速度

みんなのネット回線速度」では、通信速度の測定のほかに、インターネット回線サービスごとの平均通信速度やランキングを調べることができます。ほかのユーザーの実測値を調べられるので、乗り換え先を検討するのに役立ちます。

通信速度=bpsを上げる方法

通信速度を上げるなら、次の方法を試してみましょう。

  • ・時間帯を変更してみる
  • ・WiFiルーターの位置や機種を見直してみる
  • ・LANケーブルの種類を見直してみる
  • ・スマホやパソコンのスペックを見直す
  • ・セキュリティソフトをチェックしてみる
  • ・ルーターへの接続デバイス数を減らす
  • ・回線サービスやプロバイダを変えてみる

上記の方法を順番に解説します。

時間帯を変更してみる

インターネットの通信速度は時間帯によって影響を受けます。たとえば、夜間は仕事や学業が終わってスマホやパソコンを利用するユーザーが多くなるため、混雑して通信速度が落ちる傾向があります。

特定の時間帯に通信速度が落ちるなら、時間帯を変更してインターネットを利用してみましょう

WiFiルーターの位置や機種を見直してみる

自宅のWiFiルーターにつなげていて通信速度が遅い時は、WiFiルーターの位置や機種を見直してみましょう。

WiFiルーターは機種によって規格や速度、カバー範囲が異なります。

規格概要
11ac(WiFi5)ほとんどのWiFiルーターやスマホに対応している主流の規格
11ax(WiFi6)11acの次世代規格
実行速度(体感速度)が4倍以上とスマホの高速化が可能

基本的に最新のWiFiルーターの方が高速で、なおかつ安定した通信が可能なのでおすすめです。

また、無線接続はスマホとWiFiルーターとの距離が遠かったり、間に障害物があったりすると電波が弱くなるので、ルーターの位置も見直してみると良いでしょう。

置く位置を変更できない時は中継器を設置し、ファームウェアの更新状況も確認してみると改善されることがあります

LANケーブルの種類を見直してみる

パソコンやゲーム機を有線接続していて通信速度が遅いなら、LANケーブルを見直すべきです。なぜなら、LANケーブルは最大通信速度があるため、古いLANケーブルを使っていると通信速度が遅いまま変わらないからです。

規格最大通信速度
カテゴリ5100Mbps
カテゴリ5e1Gbps
カテゴリ6
カテゴリ6A10Gbps
カテゴリ7
カテゴリ7A
カテゴリ840Gbps

LANケーブルは規格がカテゴリで分類されており、数字が大きいほど最大通信速度が速くなります。一般家庭ならカテゴリ6、オンラインゲームをじっくりと楽しみたいならカテゴリ7がおすすめです

スマホやパソコンのスペックを見直す

パソコンやスマホのスペックが低いと、処理が追い付かなくなって通信速度が遅くなることがあります。

CPUやメモリなどのスペックが低かったり、複数のプログラムやアプリを起動していたりすると、処理速度は低下します。スペックの良いスマホやパソコンに買い換えるか、起動しているプログラムやアプリを終了してみましょう

セキュリティソフトをチェックしてみる

セキュリティソフトやファイヤーウォールが影響して通信機能が正しく動作していないことがあります。そのため、セキュリティソフトやファイヤーウォールを無効にしてみる、あるいは例外設定や許可設定を行ってみましょう

なお、セキュリティソフトを無効にすると、パソコンやスマホがウイルスに感染する恐れがあるので注意が必要です。

WiFiルーターへの接続デバイス数を減らす

WiFiルーターには接続可能台数があり、台数が多いと処理速度が低下して通信速度が遅くなります。

不要なパソコンやスマホの設定を解除してみる、あるいは接続台数が多いWiFiルーターに交換してみると良いです。

回線サービスやプロバイダを変えてみる

インターネット回線サービスは事業者ごとに最大通信速度は異なります。

たとえば、アナログな電話回線を利用するADSLやケーブルを用いるCATVよりも光ファイバーを使用する光回線サービスのほうが最大通信速度が速いです。

また、光回線を提供している事業者によっても、速度はもちろん、サービスの内容なども異なります。
最大速度やプランの内容、ご自身の現在の住居や環境なども加味した上で、回線サービスやプロバイダの乗り換えを検討してみましょう

通信速度=bpsに関するよくある質問

通信速度に関するよくある質問について、順番に回答していきます。

ping値って何?

スピードテストサイトで通信速度を測定するとbpsとは別にPing値という単語が表示されることがあります。

Ping値はサーバーからの応答速度のことで、数値が大きいほどラグが発生しやすいので、オンラインゲームを快適にプレイしたい方は注意が必要です。

単位はms(ミリ秒)で数値が低いほど良く、無線通信だと安定しない傾向があります。英国eスポーツ協会によれば、10ms以下だとオンラインゲームを快適にプレイできるので目安にしましょう。

「上り」「下り」って何?

通信速度には、インターネットからデータをダウンロードする「下り」と、インターネットにデータをアップロードする「上り」の2種類があります。

  • ・上り…写真や動画をインターネットにアップロードする
  • ・下り…写真や動画をインターネットからダウンロードする

「上り」も「下り」の単位や数値が大きいほど、インターネットを快適に利用できます。なお、インターネット回線サービスを選ぶ時は、「上り」よりも「下り」の通信速度のほうが重要です

なぜなら、スマホやパソコンでオンラインゲームをプレイしたり、動画や音楽を再生したりする時はダウンロードを行っているため、「下り」の通信速度の影響を受けるからです。

そのため、インターネット回線サービスを比較する際は、「下り」の通信速度が重要になります。

bpsは大きければ大きいほど良い?

基本的に、通信速度は数値や単位が大きければ大きいほど良いです。そのため、インターネット回線サービスを選ぶ時は、最大通信速度が速いサービスを選ぶようにしましょう。

ただし、インターネット回線サービスのような事業者が公表している最大通信速度はあくまでも理論値で、実際の通信速度とは異なる場合があります。

スピードテストサイトで公表されているほかのユーザーの実測値を調べて、実際の通信速度が高いインターネット回線サービスを選ぶことも選択肢の1つです。

まとめ

bpsとは、通信速度を表す最小の単位で1秒間に運べるビット数を表しています。単位はbps、Kbps、Mbps、Gbpsの順番で大きくなり、大きいほど通信速度は速く、インターネットを快適に楽しめます。

動画が止まる、データのダウンロードに時間がかかるなどの不具合が発生していると、通信速度が遅くなっている可能性が高いです。上記で紹介した、通信速度を改善する方法を試して、インターネットを快適に利用してみましょう。

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