外出先でも使える便利なポケット型WiFiですが、通信速度が気になる方もいらっしゃると思います。
最近は動画などのデータ容量が多いコンテンツを楽しむ機会も増えたため、通信速度はポケット型WiFiを選ぶ際の重要なポイントです。
そこで今回は、ポケット型WiFiの通信速度を徹底比較!速くて使いやすい、おすすめのポケット型WiFiをご紹介します。
通信速度に関する知識や速度が遅い場合の対処法など、知っておきたいポイントも解説するので、ぜひ最後までご覧になってください!
ポケット型WiFiの速度を比較するための基礎知識

ポケット型WiFiの通信速度は、主に「下り速度」「上り速度」「Ping値」の3つの要素に分けることができます。まずは3つの要素について、それぞれ詳しく確認してみましょう。
下り速度
ポケット型WiFiの下り速度は、インターネットから端末へデータをダウンロードする際の速度です。単位は「○○Mbps」で表され、「1秒間に○○メガビットの速度」という意味です。
単位がビットだと分かりづらい場合は、数字を8で割るとバイトに直すことができます。たとえば、20Mbpsなら20/8=2.5となるため、秒間2.5メガバイトの速度です。
下り速度が影響すること
- ゲーム、アプリのダウンロード速度
- 動画視聴やWEB閲覧
- メールやLINEなどのメッセージ受信 など
ポケット型WiFiの下り速度が関わるものは、動画視聴やWEB閲覧といった普段よく利用するコンテンツなので、3つの要素の中でもっとも重要と言えます。
また、高画質動画の視聴やゲームなど、データ容量の大きいコンテンツを楽しむ場合は相応に下り速度が速くないとカクつきなどの要因となります。
以下は通信速度の目安をまとめたものなので、参考にしてみましょう。
○下り速度参考表
評価 | 下り速度の目安 |
---|---|
かなり速い | 151Mbps~ 4K/8Kの高画質ストリーミング再生も快適! |
速い | 30~150Mbps 高画質動画やオンラインゲーム、地図アプリでドライブなどでも快適! |
普通 | 4~29Mbps ネットショッピングやYouTube閲覧も問題なく、標準的な使用であれば快適なネットライフ! |
遅い | 0.6~3Mbps LINEなどのSNSは普通に使えますが、動画再生などではストレスを感じる場合も。 |
かなり遅い | 0.5Mbps以下 ネット検索、メール、テキストベースのWebサイトの閲覧などは出来ますが、快適とは言い難いかも? |
※評価はWiFiストア独自の基準であり、ご利用の環境や使用用途により変わります。
下り速度の注意点として、ポケット型WiFiの説明書や公式サイトに表記されている「最大下り速度440Mbps」などの表記は、スペック上の最大値です。実際に表記の速度が出ることはほとんど無く、あくまでの参考程度に見ておきましょう。
ポケット型WiFiの速度を比較する際は、実際に通信した際の実測値を確認することが大切です。
ポケット型WiFiの実測値は、4~29MbpsほどあればWEB閲覧など一般的な用途では十分です。5G対応の端末では50Mbps以上の速度が出る場合も多く、場合によっては100Mbps以上出ることもあります。ただし、5G対応エリアは一部のみの提供なので注意しましょう。
上り速度
上り速度は、端末からインターネットへデータをアップロードする際の速度です。単位は下り速度と同様、「○○Mbps」と表記されます。
上り速度が影響すること
- メールやLINEなどのメッセージ送信
- 画像やSNSの投稿
- YouTubeなどの動画投稿 など
○上り速度参考表
評価 | 上り速度の目安 |
---|---|
かなり速い | 20Mbps~ |
速い | 16~19Mbps |
普通 | 5~15Mbps |
遅い | 1~4Mbps |
かなり遅い | 0.9Mbps以下 |
※評価はWiFiストア独自の基準であり、ご利用の環境や使用用途により変わります。
ポケット型WiFiの上り速度は、5~15Mbpsほどが目安です。SNSの投稿などで画像や動画をよくアップロードする人は、ある程度の上り速度があるかチェックしておきましょう。
ポケット型WiFiの速度があまりに遅いと、投稿に時間がかかりストレスとなります。スマホの写真は3MB程度なので、平均値が10Mbps以上あれば十分快適に使えるでしょう。
なお、高画質の動画や大容量ファイルをアップロードしようと思うと、ポケット型WiFiの上り速度では厳しい場合があるので注意しましょう。
Ping値
Ping値とは、データ通信時の応答速度のこと。単位は「○○ms(ミリ秒)」で表され、数値が小さいほど速くなります。
Ping値が影響すること
- オンラインゲームの遅延やカクつき
- IP電話やビデオ通話のタイムラグ など
○Ping値参考表
評価 | Ping値の目安 |
---|---|
かなり速い | 1~15ms |
速い | 16~35ms |
普通 | 36~50ms |
遅い | 51~100ms |
かなり遅い | 101ms~ |
※評価はWiFiストア独自の基準であり、ご利用の環境や使用用途により変わります。
Ping値は、主にリアルタイムで通信を行うコンテンツで重要になります。
特に重要なのはオンラインゲームで、応答速度が遅いと表示の遅延やカクつきが発生する可能性があり、FPSのような一瞬の判断が重要なゲームだと命取りになってしまいます。
後述の「速いポケット型WiFiはどれ?速度やプランを徹底比較!」に掲載している比較表を見ると、ポケット型WiFiのPing値は50msほどが多く、あまり速くありません。一般的な用途では十分な速度ですが、ゲームを楽しみたい方は注意が必要です。
ただし、通信環境やゲーム次第ではポケット型WiFiでも十分プレイすることが可能です。以下の記事で実際にポケット型WiFiを使ってゲームをプレイした内容をまとめているので、気になる方はチェックしてみてください。
関連記事
ポケット型WiFiでオンラインゲームは快適にできるのか? 実際にPS4 / スイッチで遊んでみた
ポケット型WiFiの速度を測る方法
ポケット型WiFiの通信速度は、ネット上の測定サービスを利用することで確認できます。
速度チェックサービス
簡単に下り・上り速度とPing値を確認できるので、今のネット回線速度や契約したポケット型WiFiの速度をチェックしてみましょう。
速いポケット型WiFiはどれ?速度やプランを徹底比較!

実際に各ポケット型WiFiを比較してみましょう。各回線を代表する機種とプロバイダを選出し、速度とデータ容量、料金を表にまとめました。
なお、料金の比較には、初期費用やキャッシュバックを含めた合計費用を契約月数で割った「実質月額」を使用しています。
実質月額計算式
実質月額=(基本月額費用×契約月数+初期費用-キャッシュバック-割引)÷ 契約月数
○ポケット型WiFi比較
機種 | 回線 | 下り速度 | 上り速度 | Ping値 | 代表プロバイダ | データ容量 | 実質月額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Wi-Fi STATION SH-52A | ドコモ | 185.43Mbps | 12.9Mbps | 53.69ms | ドコモ | 無制限※1 | 6,010円 |
Galaxy 5G Mobile Wi-Fi | WiMAX,au | 58.39Mbps | 12.86Mbps | 48.35ms | Broad WiMAX | 上限なし※2 | 4,956円 |
Pocket WiFi 5G A102ZT | ソフトバンク | 不明 | 不明 | 不明 | Y!mobile | 上限なし※3※4 (アドバンスオプションあり) | 5,718円 |
Rakuten WiFi Pocket 2B | 楽天 | 18.47Mbps | 13.99Mbps | 50.13ms | 楽天モバイル | 無制限※5 (楽天回線エリア内のみ) | 2,861円 |
U3 | クラウドSIM | 11.42Mbps | 6.06Mbps | 50.69ms | Mugen WiFi | 100GB/月 | 3,450円 |
※横にスクロールできます。
※ 通信速度のデータは「みんなの回線速度」から参照しています。各回線の5G通信は一部のエリアのみの提供です。
※1 当日を含む直近3日間のデータ利用量が特に多い場合、他の利用者と比べて通信が遅くなることがあります。
※2ギガ放題:前日までの直近3日間でWiMAX 2+およびLTE方式の通信量の合計が10GB以上となった場合、翌日18時頃から翌々日2時頃に通信速度を概ね1Mbpsに制限されます。ギガ放題プラス:一定期間内に大量のデータ通信のご利用があった場合、混雑する時間帯の通信速度を制限する場合があります。
※3 前日までの3日間のデータ通信量が約10GB以上の場合、当日18時から翌日1時まで通信速度が最大1Mbpsに制限されます。
※4 5G通信は標準モードでのみ利用可能です。標準モードはデータ通信量が7GB/月を超えた場合、通信速度が最大128kbpsに制限されます。
※5 パートナー回線で月5GB以上データ通信した場合、通信速度が最大1Mbpsに制限されます。
通信速度の比較では、ドコモのポケット型WiFi「Wi-Fi STATION SH-52A」がもっとも速いことが分かります。
データ容量も5Gギガホプレミアを単体契約することでほぼ無制限で使うことができ、スペック上はもっともおすすめできるポケット型WiFiです。ただし、端末料金と月額料金が高く、実質月額で見ると他社より2倍以上高額なのがネックとなります。
そこでおすすめしたいのが、2番目に速度の速いWiMAXのポケット型WiFi「Galaxy 5G Mobile Wi-Fi」です。
下り速度は50Mbps以上と、YouTubeの高画質動画も余裕をもって視聴が可能。(※6)上り速度・Ping値はドコモと比較しても遜色なく、実質月額は5G通信に対応していながらも5,000円を切ります。
速度・料金共に優秀なので、速度重視でポケット型WiFiを探している方にも十分おすすめできます。
※6 参照:YouTubeシステム要件
速度でおすすめのポケット型WiFiはWiMAX!厳選2社を詳しく紹介
他社比較から速度・料金から、WiMAXのポケット型WiFiがおすすめです。
WiMAXはUQコミュニケーションズが展開するモバイル回線サービス。通信回線にはWiMAX 2+、au 4G LTEに加え、5G対応プランである「ギガ放題プラスプラン」ならau 5G回線も利用可能です。人口カバー率は全国で90%(※)を超えており、幅広いエリアで使用できます。
WiMAXは契約できるプロバイダが複数あり、料金やキャンペーンが異なります。それぞれの内容を比較し、おすすめのプロバイダをチェックしていきましょう。
下記は「Galaxy 5G Mobile Wi-Fi」を契約できるプロバイダの比較表です。
○WiMAXプロバイダ比較
プロバイダ | 実質月額 | 契約期間 | 主な特典 |
---|---|---|---|
Broad WiMAX | 5,176円/月(期間なしプラン) | なし | ・期間なし初月割 ・期間なし割 ・初期費用0円のWEB割キャンペーン ・UQ mobile「自宅セット割 インターネットコース」 ・auスマートバリュー ・WiFiストア経由の申し込みで事務手数料が無料 契約解除手数料還元のお乗換えキャンペーン ・2台目キャンペーン ・端末を一括払いで3,960円割引キャンペーン |
とくとくBB | 4,433円 | 3年 | ・端末代無料 |
カシモWiMAX | 4,462円 | 3年 | ・端末代無料 |
UQ WiMAX | 非公開 | 2年 | ・最大19,799円キャッシュバック(UQオンラインショップ限定) ・WiMAX +5G はじめる割 |
BIGLOBE WiMAX | 4,827円 | 1年 | ・最大15,000円キャッシュバック ・初月月額無料 ・月額料金値引き特典 |
Broad WiMAX | 4,956円(スタンダードプラン) | 2年 | ・スタンダード初月割 ・スタンダード割 ・初期費用0円のWEB割キャンペーン ・UQ mobile「自宅セット割 インターネットコース」 ・auスマートバリュー ・WiFiストア経由の申し込みで事務手数料が無料 契約解除手数料還元のお乗換えキャンペーン ・2台目キャンペーン ・端末を一括払いで3,960円割引キャンペーン |
au | 5,733円 | 2年 | ・5Gルーター割 |
WiMAXのなかでもおすすめなのは、「Broad WiMAX」と「BIGLOBE WiMAX」です。おすすめの理由を詳しくご紹介していきます。
料金を抑えるならBroad WiMAX!

料金を抑えながら速度の速いポケット型WiFiを手に入れたい方におすすめなのが「Broad WiMAX」です。
契約期間の異なる2つのプランを展開しており、3年プランなら比較中もっとも実質月額が安くなります。2年プランでは他社の方が安くなるので、ポケット型WiFiを契約するなら3年プランがおすすめです。
○Broad WiMAX概要
プラン名 | スタンダードプラン | スタンダードプラン (学割・引っ越しキャンペーン) | 期間なしプラン |
---|---|---|---|
端末タイプ | ホームルーター ポケット型WiFi | ||
利用端末 | Speed Wi-Fi 5G X12 Speed Wi-Fi HOME 5G L13 | ||
回線サービス | au WiMAX | ||
月額料金 | 初月:990円 1~36か月目:3,773円/月 37ヶ月目~:4,950円/月 (「スタンダード初月割」「スタンダード割」適用の場合) | 初月:無料 1~6か月目:3,223円/月 7~36か月目:3,773円/月 37ヶ月目~:4,950円/月 (「学割・引っ越しキャンペーン」適用の場合) | 初月:990円 1~36か月目:4,378円/月 37ヶ月目~:4,950円/月 (「期間なし初月割」「期間なし割」適用の場合) |
実質月額料金 | 4,956円/月(25か月利用の場合) | 4,784円/月(25か月利用の場合) | 5,176円/月(37か月利用の場合) |
初期費用 | 契約事務手数料:3,300円(WiFiストア経由申込みで無料) 初期費用:20,743円(Web購入&クレカ払い&オプション加入で0円) | ||
端末代金 | 35,640円(一括払いの場合はキャンペーンで31,680円) | ||
契約期間 | 2年 | 2年 | なし |
解約違約金 | 0~24か月目:4,950円 25か月目(更新月):0円 26か月目以降:4,950円(2年ごとに自動更新となり、更新月での契約解除手数料は0円) | なし | |
月間データ容量 | 無制限※1 | ||
最大通信速度※2 | Speed Wi-Fi 5G X12:3.9Gbps(下り Speed Wi-Fi HOME 5G L13:4.2Gbps(下り) | ||
スマホセット割 | 有(au、UQ mobile) |
※1 一定期間内に大量のデータ通信のご利用があった場合、混雑する時間帯の通信速度を制限する場合があります。
※2ベストエフォート型サービスです。実際の通信速度は、お客さまのご利用環境、回線の状況などにより変化します。

■WEB割キャンペーン
内容:Web購入&クレカ払い&オプション加入で初期費用0円
開催期間:終了日未定
■乗換えキャンペーン
内容:乗り換え時の違約金最大19,000還元
開催期間:終了日未定
■WiFiストア経由で事務手数料無料
内容:WiFiストア経由の申し込みで事務手数料無料
開催期間:終了日未定
■2台目キャンペーン
内容:2台同時申し込みで5,000円キャッシュバック
開催期間:終了日未定
■スタンダード初月割/期間なし初月割
内容:初月の月額利用料割引
開催期間:終了日未定
■スタンダード割/期間なし割
内容:1~36ヶ月の月額利用料割引
開催期間:終了日未定
■学割or引っ越しキャンペーン(スタンダードプランのみ)
内容:学生または引っ越しで月額利用料が初月無料、1~6カ月550円割引
開催期間:終了日未定
契約機種は「Galaxy 5G Mobile Wi-Fi」と、2021年10月発売の最新機種「Speed Wi-Fi 5G X11」から選択できます。
「Galaxy 5G Mobile Wi-Fi」は連続通信時間が約1,000分と長く、長時間使えるのが魅力。外で使うことが多い方におすすめの機種です。
対して「Speed Wi-Fi 5G X11」は、小型軽量かつWi-Fi6に対応しているのが強み。連続通信時間は劣りますが、持ち運びやすいサイズ感は外出時に嬉しいポイントです。最新の無線LAN規格「Wi-Fi6(IEEE802.11ax)」に対応しており、ポケット型WiFi・スマホ間の通信速度にも期待ができます。
2機種とも異なるメリットがあるので、自分に合う端末を選びましょう。
また、Broad WiMAXでは2年間の月額割引に加え、さまざまなお得なキャンペーンを実施しています。
「違約金当社負担乗換えキャンペーン」では、他社からの乗り換え時に発生した違約金を最大19,000円まで還元してもらえるため、気軽に乗り換えが可能です。今使っているポケット型WiFiの速度に不満がある方は要チェックのキャンペーンです。
Broad WiMAX独自のサービスである「いつでも解約サポート」も見逃せないポイント。いつでも解約サポートを活用すると、Broad WiMAXから指定のインターネット回線に乗り換える場合、違約金が0円になります。「契約したけど思ったほど速度が出なかった」「自宅ではうまくインターネットにつながらなかった」などの不満が出ても安心です。
WiFiストアから申し込むことで、事務手数料3,300円が無料となるキャンペーンも実施中です。下記リンクからも適用できるため、お得にWiMAXを契約したい方はぜひ活用してみてください。
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短期間の契約ならBIGLOBE WiMAX!

ポケット型WiFiを短期間のうちに解約する可能性がある方は、「BIGLOBE WiMAX」がおすすめです。
○BIGLOBE WiMAX概要
プラン | ギガ放題プラス |
---|---|
月額料金 | 1~24ヵ月目:4,378円 25ヵ月~:4,928円 |
契約年数 | 1年 |
実質月額 | 4,827円 |
契約可能端末 | Galaxy 5G Mobile Wi-Fi |
利用可能回線 | WiMAX 2+、au 4G LTE、au 5G |
主なキャンペーン | ・最大15,000円キャッシュバック ・初月月額無料 |
実質月額料金は高めですが、契約期間が1年と短めなのが魅力。1年以降は契約期間の自動更新が無く、いつ解約しても違約金が掛かりません。また、1年以内に解約しても違約金は1,100円と、負担は少なめです。
いつ解約するか分からない方や、1年程度の期間だけポケット型WiFiを使いたい方におすすめです。
ポケット型WiFiの速度に関する注意点

ポケット型WiFiの速度について、注意すべき内容についてまとめました。ポケット型WiFiを契約する前に一読しておきましょう。
通信制限の内容を確認しておく
ポケット型WiFiには月100GBなどの容量制限があるタイプと、月間のデータ容量の上限がないタイプがあります。
上限がない場合「無制限」と表記されることもありますが、どの回線でも速度制限が発生する可能性があるので注意が必要です。速度制限について注意事項が書いてある場合が多いので、必ず確認しておきましょう。
例として、各回線の無制限表記の通信制限についての内容を下記にまとめました。
○各ポケット型WiFi回線の速度制限
回線 | 制限内容 |
---|---|
ドコモ | 当日を含む直近3日間のデータ利用量が特に多い場合、他の利用者と比べて通信が遅くなることがある。 |
WiMAX・au | ギガ放題:前日までの直近3日間でWiMAX 2+およびLTE方式の通信量の合計が10GB以上となった場合、翌日18時頃から翌々日2時頃に通信速度を概ね1Mbpsに制限。ギガ放題プラス:一定期間内に大量のデータ通信のご利用があった場合、混雑する時間帯の通信速度を制限する場合がある。 |
Y!mobile | 前日までの3日間のデータ通信量が約10GB以上の場合、当日18時から翌日1時まで通信速度が最大1Mbpsに制限。 |
楽天モバイル | 楽天エリア内のみ無制限。パートナー回線で月5GB以上データ通信した場合、通信速度が最大1Mbpsに制限。 |
WiMAX、au、Y!mobileのポケット型WiFiは月間の容量制限はないものの、直近3日間の制限があります。ただし、速度制限がかかる時間帯は限られるため、制限時間外に使えば実質無制限で利用が可能です。
ドコモも似た内容の制限がありますが、具体的な数字は記載されていません。基本的には気にする必要はなさそうですが、状況次第で速度が制限されると覚えておきましょう。
楽天のポケット型WiFiは、楽天回線に接続時のみ無制限で利用が可能です。普段の活動エリアが楽天エリア内であれば、速度制限は気にする必要はないでしょう。
ただし、楽天エリア外ではパートナー回線での通信となり、月5GB以上利用すると速度が1Mbpsに制限されます。楽天エリア外では他回線より制限が厳しいので覚えておきましょう。
関連記事
楽天モバイルのRakuten WiFi Pocketは本当に無制限?WiMAXとの比較や評判など徹底解説!
ポケット型WiFiの通信速度は利用環境によって変化する
ポケット型WiFiの通信速度はさまざまな要因によって変化します。使用する場所や時間帯、拾う電波や接続する端末など、さまざまな要素から通信速度は決まってきます。
実際にポケット型WiFiを使ってみたら、今回紹介した各平均速度より遅いということも十分ありえるため注意しましょう。
通信速度が出ない場合は「ポケット型WiFiの速度が遅いときの対処方法」で紹介している対処方法を試してみましょう。
同じ回線ならプロバイダが違っても速度は変化しない
ポケット型WiFiは、同じ回線でプロバイダが違っても速度は変化しません。たとえば、「UQ WiMAX」と「Broad WiMAX」は、どちらも同じWiMAXの回線を利用しており、速度も理論上同じです。
WiMAXのプロバイダは販売代理店のようなものなので、回線の質は同じとなります。そのため、プロバイダが数多くある回線を選ぶ際は、キャンペーンや料金の安さで選ぶと良いでしょう。
ポケット型WiFiの速度が遅いときの対処方法

ポケット型WiFiの速度が遅いときは、下記の6つの対処方法を実施してみましょう。原因によっては速度が改善される可能性があります。
ポケット型WiFiの電源を入れなおす
通信速度が遅いときは、まずポケット型WiFi本体の電源を入れなおしてみましょう。再起動を行うことで、システム上の不具合が発生していた場合元に戻る可能性があります。
多くのポケット型WiFiは、本体の電源ボタンを長押しすることで電源のオン・オフが可能です。電源の操作については、説明書にも記載されているので確認してみましょう。
ポケット型WiFiを置く場所や使う場所を変える
ポケット型WiFiは無線通信でインターネットに接続するため、電波が届かない場所だと速度が遅くなってしまいます。なるべく電波を拾いやすい場所で使いましょう。屋内であれば、ポケット型WiFiを窓際に置いてみると良いでしょう。
屋外で使う場合は、高い建物など障害物が少ない場所に移動すると、速度が改善される可能性があります。
また、基地局から遠いと接続が不安定になる場合もあります。対応エリア内ギリギリの場所などでは速度や安定性が落ちることもあるので、注意が必要です。
利用する時間帯をずらす
ポケット型WiFiなどの回線は、同時に利用する人が多いと通信速度が落ちることがあります。そのため、利用者の多い時間帯である夕方から夜にかけては、通信速度が落ちる可能性が高いので注意が必要です。
可能であれば、ポケット型WiFiを利用者の少ない時間帯に使ってみましょう。特に容量の大きなデータを扱うときは、午前中などの利用者が少ない時間帯を狙って利用すると良いでしょう。
WiFi接続の周波数帯を変える
ポケット型WiFiは対応する無線LAN規格によっては、2.4Ghzと5Ghzの周波数帯で接続することができます。
それぞれの周波数帯で特徴が異なり、得意な場面・苦手な場面があるため、適切な周波数帯で接続することで速度が改善することがあります。
通信が安定しないときや速度が気になるときは、接続する周波数帯を変更してみましょう。周波数帯の変更方法は、ポケット型WiFiの機種によって異なるため説明書を確認してみてください。
一例として、「Galaxy 5G Mobile Wi-Fi」の変更方法を見てみましょう。
Galaxy 5G Mobile Wi-Fi 周波数帯変更方法
- 1.ポケット型WiFiホーム画面のメニューボタンから「WiFi」を選択
- 2.設定項目「周波数帯」から2.4GHz・5GHzを変更する
(初期設定は2.4GHz)
周波数帯2.4GHzと5GHzの違いについては、下記関連記事で詳しく解説しています。気になる方はチェックしてみてください。
関連記事
WiFiの2.4GHzと5GHzってなにが違うの? 特性を理解してWiFiをうまく使おう
なお、5G通信と5Ghzは関係がありません。5GのGは「ジェネレーション(Generation)」の略称で、5GHzは数値の大きさを表す「ギガ」です。通信機器に馴染みがないと間違えやすいので、覚えておきましょう。
ポケット型WiFiと使っていない機器の接続を切る
ポケット型WiFiにたくさんの機器で接続していると、速度が遅くなる場合があります。接続する機器は最小限に抑え、不要なものの接続は切っておきましょう。
実際に複数台でWiFiを繋いだ時の通信速度をまとめた記事もあるので、気になる方はご覧になってみてください。
関連記事
WiFiルーターって複数台繋ぐと遅くなるの? 何台まで同時に繋げるの?
クレードルを使う
クレードルとは、ポケット型WiFiをセットすることで有線接続や充電が行える機器です。一部の機種で展開されており、基本的には別途購入する必要があります。
クレードルを使えば、パソコンなどを有線接続することができるため、より安定した接続が可能です。また、クレードルによってはポケット型WiFiのアンテナを強化し、無線接続でも安定性を向上させてくれます。
接続が不安定で速度が遅いときは、クレードルの使用を検討してみましょう。
まとめ
ポケット型WiFiの通信速度について詳しく解説しました。
今回比較した中でもっとも通信速度が速いポケット型WiFiはドコモの「Wi-Fi STATION SH-52A」でしたが、実質月額の高さがネックです。
もし通信速度が速いポケット型WiFiが欲しい場合は、実質月額を抑えつつ十分な速度が出るWiMAXの「Galaxy 5G Mobile Wi-Fi」がおすすめです。
Galaxy 5G Mobile Wi-Fiを契約する場合のおすすめは「Broad WiMAX」です。実質月額が当記事の比較中もっとも安く、お得なキャンペーンも豊富なのがポイント。WiFiストア限定で事務手数料3,300円が無料となるキャンペーンも実施中です。
通信速度が速いポケット型WiFiを探している方は、ぜひチェックしてみてください。
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